和歌山駅ってどんなところ?昭和レトロな商店街と「たま電車」が誘う、大人の街歩きガイド

和歌山県の玄関口、JR和歌山駅。

「南海の和歌山市駅と何が違うの?」
「駅前で昭和の雰囲気を感じられる場所はある?」

実際に歩いて分かった和歌山駅周辺の「歩きどころ」と、思わず立ち止まってしまうノスタルジックな風景をご紹介します。

結論から言うと、和歌山駅は「最新の駅ビルから一歩踏み出すだけで、昭和の迷宮にタイムスリップできる街」です。


鉄道ファンの隠れ家:9番ホームの「たま電車」

和歌山駅を訪れたら、まずチェックすべきは「和歌山電鐵貴志川線」が発着する9番ホームです。

  • 駅の中に残る「別世界」への入り口: JRの改札内にあるこのホームだけは、空気が違います。猫の「たま駅長」で一世を風靡した貴志川線の、遊び心あふれる車両が停車する姿は、鉄道ファンならずともカメラを向けたくなるはず。
  • 前面展望を楽しむ: 市街地を抜けて、のどかな田園風景へと変わっていく車窓は、かつてのローカル線の記憶を呼び起こしてくれます。

昭和の迷宮「みその商店街」と地下の誘惑

駅の北側に位置する「みその商店街」こそ、街歩き好きにとってのメインディッシュです。

  • 戦後復興の香りが残るアーケード: 1950年代の面影を色濃く残すこの商店街は、天井の高いアーケードと、入り組んだ路地が特徴。シャッターが閉まっている店もありますが、その「静寂」すらも味になるほど、当時の建築美が残っています。
  • 地下街「わかちか」のノスタルジー: 駅前広場の地下にある「わかちか」は、かつての賑わいを想像させる独特の閉鎖感と安心感があります。派手な広告に彩られた現代の地下街とは一線を画す、落ち着いた空間です。

本場の「和歌山ラーメン」を駅近で食す

和歌山駅周辺は、いわゆる「和歌山ラーメン(中華そば)」の激戦区です。

  • 醤油ベースの「車庫前系」と、豚骨醤油の「井出系」: 駅から徒歩圏内には、全国的に有名な「井出商店」や、地元民に愛される老舗が点在しています。
  • 「早すし」文化: ラーメンを待つ間に、卓上の「早すし(鯖の押し寿司)」を食べるのが和歌山流。この文化に触れるだけで、旅の満足度が一段上がります。

街歩きの実務:高低差のない「優しい」散策ルート

気になるのは「疲れ」ですが、和歌山駅周辺はその点でも優秀です。

  • 驚くほどフラットな地形: 和歌山城へ続く「けやき大路」は道幅が広く、坂道がほとんどありません。街路樹の緑を眺めながら、自分のペースで歩くことができます。
  • 近鉄百貨店の安心感: 駅に隣接する「近鉄百貨店和歌山店」は、休憩や手土産の調達に最適。昭和から続くデパートの信頼感は、我々の世代にとって大きな安心材料です。

和歌山駅さんぽの具体的なアクションプラン

和歌山駅に降り立つなら、以下のステップで楽しんでください。

  1. 午前:JR和歌山駅9番ホームへ行き、貴志川線のユニークな車両を見学。
  2. :駅から徒歩約10分の「井出商店」へ。早すしをつまみながら、本場の中華そばを堪能。
  3. 午後:みその商店街を散策。昭和の建築意匠を楽しみつつ、路地裏の喫茶店で一息。
  4. 夕方:けやき大路を歩いて和歌山城方面へ(体力に合わせてバスも活用)。お城の堀端で、夕暮れの景色を楽しむ。



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