四日市商店街ってどんなとこ?近鉄四日市駅から一番街・諏訪西・諏訪新道を歩く昭和レトロ散策

四日市商店街

近鉄四日市駅の東口を出ると、駅前のにぎわいからそのままアーケード商店街へ歩いていくことができます。

百貨店や新しいビルが並ぶ駅前から、昔ながらの店、飲食店が密集する路地、諏訪神社へ続く参道へ。歩くほどに景色が変わっていくのが、四日市商店街の魅力です。

「四日市の商店街はどこにあるのだろう」と調べると、一番街商店街、諏訪西商店街、諏訪栄町商店街、表参道スワマエ、諏訪新道など、いくつもの名前が見つかります。こ

れは四日市の中心市街地に、性格の異なる商店街が連続して広がっているためです。

近鉄四日市駅から国道1号線までの間には、物販店や飲食店が並ぶアーケード街があります。

さらに国道1号線を越えると、諏訪神社を中心とした商店街へと続きます。

一つの巨大な通りだけを見るのではなく、駅から東へ歩きながら複数の商店街をつないで巡るのが、四日市らしい街歩きです。

今回は近鉄四日市駅から一番街、諏訪西、諏訪神社、諏訪新道へと歩く散策コースをご紹介します。

1. 四日市商店街はどこ?近鉄四日市駅東側に広がる商業エリア

四日市商店街を歩くなら、出発地点は近鉄四日市駅がわかりやすいでしょう。

駅の東側には、四日市一番街商店街を中心に、商店街や繁華街が国道1号線の方向へ広がっています。

近鉄四日市駅は名古屋方面や津方面から訪れやすく、駅前にはバス乗り場や商業施設も集まっています。四日市市内の交通の中心であり、商店街散策の玄関口として便利な駅です。

「四日市商店街」は複数の通りをまとめた呼び方

現地には「四日市商店街」という名前の一本の通りがあるわけではありません。近鉄四日市駅東側の中心商業地には、いくつもの商店街や通りがあります。

駅に近い場所には四日市一番街商店街があり、その周辺には飲食店の多い四日市諏訪西商店街が広がります。国道1号線の先には、諏訪神社を囲むように表参道スワマエや諏訪新道が延びています。

初めて訪れると名前の多さに戸惑うかもしれませんが、各エリアは徒歩でつながっています。近鉄四日市駅からアーケードを東へ歩き、諏訪神社を目標にすると、街の位置関係をつかみやすくなります。

近鉄四日市駅から商店街へのアクセス

近鉄四日市駅から一番街商店街までは、東側へ出てすぐです。そこからアーケードを歩き、国道1号線の方向へ進むと、諏訪公園や諏訪神社周辺へ近づいていきます。

諏訪商店街の公式案内では、表参道スワマエ・諏訪新道まで近鉄四日市駅から徒歩約8分です。JR四日市駅からも徒歩圏内ですが、初めての四日市商店街散策なら、アーケードの入口に近い近鉄四日市駅から歩き始めるとよいでしょう。

2. 四日市一番街商店街|駅前から続く昭和レトロなアーケード

近鉄四日市駅周辺の商店街で、まず歩いておきたいのが四日市一番街商店街です。駅東側の玄関口に広がるアーケード街で、百貨店、スーパー、物販店、サービス店、飲食店など多彩な店が集まっています。

屋根のある通りは天候を気にせず歩きやすく、駅前の買い物客や近隣で働く人の姿も見られます。観光地として飾られたレトロではなく、現在も日常の動線として使われている商店街です。

旧線路跡に生まれた四日市一番街

四日市一番街商店街の歴史には、鉄道の変化が深く関係しています。伊勢湾台風の被害や近鉄線のルート変更を経て諏訪駅が廃止され、旧線路跡に商店街が形成されました。昭和39年、1964年には組合が設立され、アーケードを備えた一番街商店街が誕生しました。

鉄道が走っていた場所が、人の歩く商店街へ変わったと知ると、まっすぐ延びる通りの見え方も少し変わります。近代的な近鉄四日市駅と、昭和の雰囲気を残すアーケード。その間を歩くことで、街の中心が移り変わってきた歴史を感じられます。

看板や路地に残る昭和の空気

四日市一番街を歩くときは、店の名前だけでなく、看板の文字、建物の壁面、アーケードから分かれる細い路地にも注目してみましょう。

新しい店の隣に昔ながらの商店があり、明るい本通りから横道へ入ると、急に落ち着いた景色に変わることがあります。

昼間は買い物の通りとして歩きやすく、夕方以降は飲食店の明かりが目立ち始めます。

同じ場所でも時間帯によって印象が変わるため、昭和レトロな商店街や夜の路地が好きな人には、ゆっくり時間を取って歩きたいエリアです。

四日市らしい「4のつく日」

四日市一番街では、4日、14日、24日に「ふれあい四の市」が開かれています。地元の農家による野菜、お茶、花苗、和菓子などが並び、四日市という地名にちなんだ「4のつく日」が商店街の風物詩になっています。

通常の営業日とは違うにぎわいを楽しみたい人は、開催情報を確認して訪れるのもおすすめです。イベントの日だけでなく、普段の商店街を歩き、日常の買い物や通勤の空気を感じるのもよいでしょう。

3. 四日市諏訪西商店街|昼と夜で表情が変わる繁華街

一番街商店街の周辺から諏訪公園・諏訪神社にかけては、四日市諏訪西商店街のエリアが広がっています。2番街、3番街、公園通り、すずらん通りという四つの発展会を持ち、飲食店が多く集まる繁華街です。

四日市の商店街というと明るいアーケードを思い浮かべますが、諏訪西の魅力は本通りだけではありません。横へ延びる通りや建物の間の路地には、居酒屋、食事処、スナックなどの看板が並び、駅前の商業地とは違う濃い生活感があります。

戦後の屋台から発展した飲食街

戦後、諏訪公園の周辺には屋台が並びました。その後、屋台の整備や駅周辺の発展とともに、諏訪神社への参拝客も訪れる県内有数の繁華街へ成長していきました。

もともと飲食店の比率が高かった地域で、現在も四日市を代表する飲食街として知られています。昼間に歩くと静かな店先や古い看板が目に入り、夕方になると照明が灯り、ネオン街としての表情が現れます。

昭和レトロな街並みを探すなら、古さだけを求めるのではなく、今も営業する店や夜を待つ路地の空気を見ておきたいところです。人が働き、食事をし、集まる場所として続いてきた時間が、四日市諏訪西商店街の景色をつくっています。

諏訪公園と諏訪神社を目印に歩く

細かな通りの名前をすべて覚えなくても、諏訪公園と諏訪神社を目印にすれば散策しやすくなります。商店街の中に公園と神社があり、その周囲に飲食街や商店が広がっているため、にぎわいの中で少し休める場所にもなっています。

公園のまわりを一周しながら路地をのぞき、諏訪神社へ向かうと、アーケード、繁華街、緑、境内が近い距離に重なっていることがわかります。

四日市商店街が一つの通りではなく、複数の場所が結びついた街であることを実感できるエリアです。

4. 国道1号線の先へ|表参道スワマエと諏訪新道

近鉄四日市駅から東へ歩き、国道1号線の周辺まで来たら、その先の諏訪商店街にも足を延ばしてみましょう。中心となるのは、表参道スワマエと諏訪新道という二つの通りです。

表参道スワマエは、江戸時代末期に諏訪神社へ続く道として商店街を形成しました。諏訪新道は、戦後に近鉄四日市駅と国鉄、現在のJR四日市駅を結ぶ商業の中心地として発展しました。

二つの通りは諏訪神社を中心に、南北と東西へカギ状に約600メートル延びています。アーケードが整備されているため、近鉄四日市駅側からほとんど雨に濡れずに歩けるのも特徴です。

「おすわさん」と商店街のつながり

諏訪神社は地元で「おすわさん」と親しまれています。商店街の角にあたる場所にあり、参道と商いの通りが自然につながっています。

神社周辺は、江戸時代には東海道四日市宿として栄えた地域です。駅前商店街だけを歩いていると近代以降の四日市が強く見えますが、諏訪神社まで進むと、宿場町や市場の歴史がその奥にあることに気づきます。

境内へ立ち寄り、再びアーケードへ戻ると、商店街が単なる買い物の場所ではなく、参拝、祭り、人の交流とともに続いてきたことが感じられます。

古い店と新しい店が並ぶ諏訪商店街

表参道スワマエと諏訪新道には、飲食店のほか、アパレル、着物、食器、理美容、生活雑貨、文房具、おもちゃ、祭用品など、さまざまな店があります。長く続く店と新しく開業した店が同じ通りに並び、昔の商店街の形を残しながら変化を続けています。

大型商業施設では、必要なものを短時間で買える便利さがあります。一方、四日市の商店街には、店主の顔が見え、店先の会話や商品を見る時間まで含めて楽しめるよさがあります。

使われなくなった電話ボックスを小さな図書館へ再利用した場所など、歩かなければ気づきにくい工夫もあります。目的の店へ一直線に向かうだけでなく、通りの細かな変化を探しながら歩いてみましょう。

5. 四日市の商店街を育てた、鉄道と市場の歴史

四日市は、その名が示すように「市のまち」「商業のまち」として発展してきました。ただし、四日市の商店街は、一つの場所にまとまって巨大化したというより、鉄道駅、旧市街地、街道、神社などを中心に分散して形成された点に特徴があります。

近鉄四日市駅周辺のにぎわい、諏訪神社を中心とした旧市街地、JR四日市駅へ向かう通り。それぞれの場所に異なる歴史があり、それらを商店街がつないでいます。

駅の移転が変えた中心市街地

鉄道の開通は、四日市の商業中心地を大きく変えました。大正期には複数の鉄道が乗り入れ、その後の路線変更や駅の移転によって人の流れも変化しました。旧線路跡に一番街商店街が生まれたことは、その変化を象徴しています。

戦後には諏訪公園周辺に屋台が並び、中央通りの整備などを経て、近鉄四日市駅東側は三重県北部を代表する繁華街へ発展しました。

現在の四日市商店街を歩くと、鉄道、道路、アーケード、路地が重なり合っています。地図だけでは複雑に見えますが、実際に歩くと、時代ごとに人の流れがつくられてきたことがわかります。

6. 四日市商店街のおすすめ散策ルート

初めて四日市の商店街を訪れるなら、近鉄四日市駅から東へ向かうコースがおすすめです。

まず近鉄四日市駅東側から四日市一番街商店街へ入り、アーケードの看板や店先を眺めます。次に公園通りやすずらん通りなどへ寄り道し、四日市諏訪西商店街の飲食街を歩きます。

そのまま諏訪公園と諏訪神社へ進み、国道1号線の向こう側にある表参道スワマエと諏訪新道を巡ります。時間に余裕があれば、中央通りを東へ進み、JR四日市駅との距離を体感するのもよいでしょう。

午前と夕方、どちらに歩く?

商店や市場の雰囲気を楽しみたいなら、店が開いている昼前から午後が歩きやすい時間帯です。「ふれあい四の市」などの催しを目当てにする場合は、開催日と時間を公式サイトで確認しておきましょう。

飲食街やネオンの雰囲気を見たいなら、夕方から夜にかけて歩くと、諏訪西商店街の魅力が伝わりやすくなります。ただし、飲食店街は観光用の展示ではなく、実際に営業している場所です。店の入口や通行の邪魔にならないように歩き、人物を撮影するときは配慮したいところです。

雨の日にも歩きやすいアーケード

四日市商店街は、アーケードが広く続いているため、雨の日の街歩きにも向いています。ただし、国道を渡る場所や公園周辺など、屋根のない区間もあります。天候が悪い日は折りたたみ傘を用意しておくと安心です。

歩く範囲そのものは駅から徒歩圏内ですが、路地へ寄り道し、神社や店を見ながら進むと意外に時間がかかります。1時間で通り抜けるより、2〜3時間ほど余裕を持つと、四日市の商店街らしい表情を楽しめます。

四日市商店街の見どころ・アクセスまとめ

商店街・エリア主な特徴近鉄四日市駅からの目安
四日市一番街商店街駅前のアーケード、物販、飲食、サービス店、昭和の雰囲気東側へ出てすぐ
四日市諏訪西商店街2番街・3番街・公園通り・すずらん通り、飲食街と路地徒歩圏内
諏訪公園・諏訪神社商店街の目印、参道、祭りと商いの歴史徒歩約5〜10分
表参道スワマエ諏訪神社へ続く商店街、古い店と新しい店徒歩約8分
諏訪新道近鉄側とJR側を結んだ商業の通り、アーケード徒歩約8分
JR四日市駅中央通りの東側。近鉄側との街の違いを感じられる諏訪商店街から徒歩圏内

四日市商店街についてよくある質問

四日市商店街の最寄り駅はどこですか?

一番街商店街や諏訪西商店街を歩くなら、近鉄四日市駅が最も便利です。表参道スワマエと諏訪新道は、近鉄四日市駅から徒歩約8分、JR四日市駅から徒歩約12分と案内されています。

四日市の商店街は雨の日でも歩けますか?

一番街から諏訪商店街にかけてアーケードが整備されており、比較的歩きやすいエリアです。ただし、国道の横断部や公園周辺など屋根のない場所もあるため、雨具があると安心です。

昭和レトロな雰囲気を楽しめる場所はどこですか?

四日市一番街の看板や横道、四日市諏訪西商店街の飲食街、諏訪公園周辺の路地がおすすめです。昼は建物や看板を見やすく、夕方以降は飲食店の明かりが加わって違う表情を楽しめます。

四日市商店街を歩くのに必要な時間は?

近鉄四日市駅から一番街、諏訪神社、諏訪新道までを歩くだけなら1時間ほどでも巡れます。店に立ち寄り、路地や公園もゆっくり見るなら、2〜3時間ほど見ておくとよいでしょう。

まとめ

四日市商店街の魅力は、一つの有名な通りだけではなく、性格の異なる商店街が歩いてつながっていることです。

近鉄四日市駅を出ると、まず四日市一番街のアーケードがあります。その周辺には、飲食店と路地が集まる四日市諏訪西商店街が広がり、さらに歩けば諏訪神社、表参道スワマエ、諏訪新道へと続きます。

旧線路跡に生まれた商店街、戦後の屋台から発展した飲食街、神社の参道として続いてきた通り。異なる時代の記憶が近い範囲に重なっているため、歩くほど四日市という町の成り立ちが見えてきます。

近鉄四日市駅で電車を降りたら、駅前だけで引き返さず、アーケードの奥へ進んでみてください。

看板や路地を眺め、諏訪神社へ立ち寄り、古い店と新しい店が並ぶ通りを歩く。その時間が、四日市の商店街を単なる買い物の場所ではなく、もう一度訪ねたくなる街歩きの目的地に変えてくれるはずです。

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